ワードプレスでブログを始めよう!

初心者がワードプレスでブログを始める意義と、実際にドメインとサーバーを契約し、ワードプレスを導入する方法を書いています。
なぜブログを書くのか?
僕自身に関して言えば、ブログを書く理由はいくつかあります。
- 集客のため (webサイトが検索されたとき上位表示されたい)
- 書いたり、何かを説明することに慣れたい
- 自分自身の勉強、あるいは備忘録として
では、一つ一つ説明していきましょう。
集客のため (webサイトが検索されたとき上位表示されたい)
読者の方も、何か困ったときにGoogle検索し、誰かのブログ記事などに解答があって助かった、何ていう経験はきっとおありでしょう。
結構マイナーな困りごとでも、意外と丁寧に解説してあったりして、驚きですよね。
ではなぜ、web上にはそうしたお助け情報がたくさん転がっているのでしょうか。
その答えは、webサイトに併設したブログに一定のアクセス数があると、そのwebサイトが検索されたときに、上位に表示され易くなるからです。
良質な情報を束ねたwebサイトであれば、例えばプログラミングをお子さんに習わせたい親御さんが「プログラミング教室」でGoogle検索したとき、他のプログラミング教室と比較して情報量の多いこのサイトを検索結果の上位に表示してくれる訳です。
ブログはwebによる集客で、大きな役割を果たすのです。
書いたり、何かを説明することに慣れたい
最初の理由は、下心まる出しでしたが、もっと純粋な理由もあります。
FacebookのようなSNSの投稿では、素敵な写真がバーンッと出てたりすれば、フィーリングで「いいね!」を貰ったりできますが、ブログ記事はもう少しシビアで、きちんと問題を解決しなければ、なかなか読者から評価されません。
ブログを書くこと自体も、慣れるまでは半日から一日仕事になります。
しかし、そうして書いた記事の蓄積は、SNSのタイムラインのように流れ行くものではなく、必ず自分の内側に残って、ときに自分の考えを整理する助けになり、日常や仕事で何かを意見したり説明したりするときにも、ブレない芯を築いてくれることでしょう。
自分自身の勉強、あるいは備忘録として
ブログを書くからには、事前に似たような記事を調べたり、基本的な知識を集めたりします。
そういう情報収集は、何よりも自分自身の勉強になりますし、更にそれを書き留めておくことは、集めた知識に対する理解を一層深めます。
どんな仕事でも、時代の流れの中で仕事のやり方は変わってくるものですから、今のやり方・自分のやり方に満足し、奢っていてはいけないと思います。
精神的な風通しを良くするためにも、常に新鮮な情報を取り入れる姿勢を忘れてはならず、月に一度くらいブログを書くという目標が、自分自身の変化のきっかけになれば良いと思います。
なぜワードプレスなのか?

世界中の無数のwebサイトのうち、約3割は、ワードプレス (WordPress) で作られていると言われています。
ワードプレスは、ブログの形態をベースとしていますが、webサイトやアプリを作ることもできるOSS (オープンソース・ソフトウェア) のCMS (コンテンツ・マネジメント・システム) です。
CMS (コンテンツ・マネジメント・システム) とは?
利用者が、webプログラミングに関する専門的な知識が無くても、フォームやボタンを操作していくだけでwebページとしてコンテンツを作ることのできる仕組みのことです。
webサイトを構築する技術が日々進歩している中、サイト運営者がCMSを利用することは絶対条件と言えます。
OSS (オープンソース・ソフトウェア) とは?
オープンソースというのは、ソースコードが開示されているという意味ですから、OSSとは、誰でもそのソースコードを利用できるソフトウェアということになります。
詳細は割愛しますが、OSSはその透明性から、バグやウィルスが混入することが少なくなり、利便性、安全性、信頼性において優れた製品になりやすいのです。
OSSは、全てがフリーウェア(無料のソフトウェア)とは限らないのですが、ワードプレスは無料プランで十分使えます。
ワードプレスを使う理由 – 記事の蓄積は財産となる
僕がワードプレスを推す一番の理由は、ブログ記事を自分の財産として、確実に「手元に置いておく」ためです。
多くのサービスでは、サービスを提供している会社のサーバーに、それぞれ独自の形態で記事のデータが蓄積されていて、そのデータはそのまま他のサービスに転用することはできません。
そういったサービスは途中で値上げしたり、やがて終了することもあり、あるタイミングできちんと記事のデータを他のサービス向けに変換しておかないと、それまでの蓄積を全て失ってしまうことになります。
データの変換には専門家の知識が必要になるにせよ、財産であるデータを「手元に置いておく」というのは、実はかなり重要なことで、逆を言えばサービス提供側は、データを預かって置くことで、ユーザーが離れていかないように縄をかけているのです。
また、サービス提供会社は、SEOに強いとか、多言語翻訳機能があるとか、色々と売り文句を言いますが、原理として、ワードプレスでできないことができる、ということはありません。
ワードプレスは、自分でドメインを取得し、自分でサーバーをレンタルするという敷居の高さがありますが、サービス終了や値上げのリスクが一切ありません。
書いた記事は、確実に自分の手元で管理できる財産となります。
さて、以下ドメインとサーバーの契約、およびワードプレスの導入方法について触れていきますが、この記事ではざっくりとした説明だけになります。
実際のスクリーンショットなども添付された、肝心な詳しい手順については、お手数ですが、別途検索してください。
ドメイン・サーバーに関する契約
ドメインとサーバー
webの仕組みを簡単に説明すると、普段僕たちが使っているパソコン(これを「サーバー」に対して「クライアント」と呼んだりします)より高性能なマシンが、データセンターにずらっと整列しているような状況を想像してください。
そのサーバーと呼ばれる個々のマシンには、IP番号と呼ばれる、ちょうど町で言う「住所」に相当する番号が割り当てられているのですが、番号だと人間には識別しにくいので、それに「ドメイン (○○○○.comなど) 」に紐づけているのです。
そして、サーバーに実際のwebページとなるファイルをアップロードし、ドメインを割り当てることで、自分のwebサイトを表示させることができるのです。
どこで契約するのか?
サーバーは、レンタルサーバー会社に借りることができ(もちろん、マシンそのものを貸し出して、自宅に設置するわけではありません)、ドメインは、「レジストラ」と呼ばれる事業者に依頼して取得することができます。
ワードプレスを導入するには、レンタルサーバー会社で、データベースを1つ以上使えるプランを選んでください。
データベース付きサーバーは月額250円~500円程度で、ドメインは年額1200円程度で維持できますので、WixやJimdoといった既成のサービスを使うより、だいぶ安く上がるはずです。
留意点として、レンタルサーバーとドメインのレジストラは、関係会社を選んだ方が無難です。
日本では「お名前ドットコム」が全てのドメイン登録の本家なのですが、それに紐づいたレンタルサーバー会社は中級者向けが多いため、初心者には「ムームードメイン」と「ロリポップ」の組み合わせが最も簡単です。
ワードプレスの導入
ワードプレスのインストール
今では、ワードプレスのインストールも、レンタルサーバーのコントロールパネルから、簡単なインターフェイスを通して、数分の手間で出来てしまいます。
ですが、せっかくですからここで、ほんの少し原理について触れておいてください。
データベースについて
ワードプレスを導入するには、「データベース」という仕組みが必要です。
このデータベースの中身とは、ちょうどエクセルのような表のような形態をしていて、「記事タイトル」、「記事内容」、「日付」、「カテゴリー」といった各項目を記述するマスのようなものがあり、ワードプレスの投稿記事一件のデータは、そのようなエクセルの表の一行に相当します。
ワードプレスのインストールとは、ワードプレス本体と、データベースを紐づける作業を行います。
ワードプレス本体の中身
一方、ワードプレス本体とは、一体何なのでしょうか。
ワードプレス本体は、ワードプレス本家のサイトから無料でダウンロードできます。
中身は大きく分けると、利用者がフォームやボタンの操作によってwebページのコンテンツを作る仕組み (先ほどお話ししたCMS) のためのプログラム (“wp-admin”および”wp-includes” というフォルダ) と、実際に利用者のwebページの部品として使われるプログラム (“wp-content” というフォルダ) になります。
webページの部品として使われるプログラムは、さらに、
- 言語 (languages) / 翻訳プログラム
- テーマ (themes) / コンテンツを表示するテンプレート
- プラグイン (plugins) / 拡張機能
- 添付ファイル (uploads) / 画像データなど
といったフォルダに分けられています。
利用者がここまで仕組みを知る必要はないかも知れませんが、ワードプレスの機能がこのように分類されていることが分かっていれば、何らかのトラブルが生じた際に、解決の手助けになるかも知れません。
ようこそ
ここまでのワードプレスのインストールに成功している場合、インストールしたURLにアクセスしたときに以下のような「ようこそ」の表示が出ます。

各項目に必要な情報を入力し、ワードプレスを始めましょう。
この記事の続きや詳細については、おいおい執筆していく予定です。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。